工芸品と宿|倉敷美観地区
阿知の庄 蔵の宿/民藝館南の宿/日本郷土玩具館蔵の宿(計5室)
2022.9.30 fri - 10.1 sat
「滔々toutou」 は、倉敷美観地区(所在地:倉敷市中央1丁目6-8)で、日本の工芸品を紹介するギャラリーと1日1組限定の宿を運営しております。
2018年6月の開業以来、宿泊施設として「御崎 町家の宿」「御崎 二階の宿」の2室を運営しておりましたが、本年3月に「阿知の庄 蔵の宿」、次いで10月から倉敷民藝館の南に3 室、11月には日本郷土玩具館内へ1室を増設。全7室となり、より多くのお客様にご宿泊いただけるようになりました。
新たな5室を含む滔々の宿は、すべて美観地区に点在し、それぞれが独立した、1日1組、素泊まりの宿となっています。
お客様に心から寛いでいただくことを旨とし、倉敷という歴史ある街に溶け込みながらも、現代的な快適さをそなえつつ、もと在った建物の伝統的意匠を生かし、職人の繊細な手仕事や素材のもつ豊かさを感じられるしつらえとなるよう改修や調度品の選定をおこないました。
この度、10月にオープンする3室「川畔の宿」「中の宿」「奥の宿」は、倉敷民藝館と日本郷土玩具館との間に位置する複合施設「倉敷SOLA」内にございます。3棟ある建物の各2階部分を宿に、また「中の宿」の一階には、フロントを兼ねた工芸品店「滔々民藝館南店」も開店しています。
11月に加わる日本郷土玩具館内の1室「日本郷土玩具館 蔵の宿」は、同館が有する建物群の中で最も古いと言われる倉敷川畔の蔵を改修した、ゆったり趣のある一棟貸の宿となっています。
つきましては、新規開業となります5室のひとまずの完成を記念し、また日頃お世話になっている皆さまにお披露目させていただきたく、下記概要にて内覧会を開催いたします。 ぜひともこの機会に足をお運びいただけましたら幸いです。
「倉敷SOLA」は、本年4月、楢村徹設計室の事業監修・設計の元、株式会社三楽が事業主(家主)として推進した「旧藤岡邸再生活用プロジェクト」により誕生しました。 「旧藤岡邸再生活用プロジェクト」と倉敷のまちづくりの概要については、『住宅建築 No.495(2022年10月号)p.96-111』の「古民家再生と倉敷のまちづくり~楢村徹設計室の仕事」に詳しい情報が掲載されています。